心の汚濁(おじょく)とは

悩みや不安・苦しみ、または葛藤や恐れなどのネガティブな状態を作り出したり、自分らしく生きることを邪魔するもの・・それを汚濁(おじょく)と言います。

汚濁(おじょく)は、あなたの人格形成や物事の捉え方に影響を与え、本来の才能や能力を存分に発揮できない足枷となります。

願望と現実の「ギャップ」を感じたことはありませんか?

人間関係(友人・恋愛・夫婦・親子・いじめ)仕事やお金、不安や怒りなどの様々な悩みや問題。

もしかすると、「あなたの中」に原因があるかもしれません。

「あなたの中」の原因の一つに「心の汚濁」があると僕は考えます。

心の汚濁(おじょく)には大きな三つの要因が考えられます。

・出生児に形成される汚濁

・成人までの経験で形成される汚濁

・その他の要因で形成される汚濁

心の傷は身体の傷と比べて目に見えなく、自分自身でもわかりづらいものです。

出生時に形成される心の汚濁(おじょく)

産道を通るときに痛みと苦しみを経験し、誕生後に母親と別の場所(新生児室など)におかれることで悲しみを経験します。

この時に心の汚濁が形成されます。

形成される要因は以下のようなものです。

分娩期
経験内容 潜在意識に持つ否定的信念と成長してからのパターン
安産 安産で生まれすぐ母親と接触し離されなかった子は、楽観的、外交的、人を疑わない性格で、困難にも立ち向かい勝つというパターンを持つ。 潜在的に絶対的母親からの愛と信頼を持っているので、ゆるぎない。 溢れる自信、幸せになるのが当たり前と思えるので、幸福な人生を送る。
難産 出産が長く苦しいものだったので「人生は苦しいものだ」という信念を持つ。苦労を買ってでもして、いばらの道を選ぶ。 挫折しやすく変化を恐れ嫌う。攻撃的・暴力的傾向。
逆子 前に進むことへの焦り。先が見えない恐れ・不安。
へその緒のからみ 呼吸器疾患やぜんそく、パニックになりやすい。 喉が弱く、自分の気持ちを表現することの恐れを持つ。
無痛分娩(麻酔出産) 薬物依存、無力感、無気力。 計画無痛分娩の場合は、胎児の生まれたい日を無視しているのでさらに無力感が強く、筋肉が弱く体に力が入りにくい場合がある。
帝王切開 計画出産と緊急切開によって異なる。 自分で産道を通ってきていないので「自分で最後までやりとげることが難しい」というパターンを持ち、目的達成まで多くの助けを必要とする。 手術で生まれているので光に対する異常な反応をしめす。刃物への執着。
早産・未熟児 外出に対する恐怖。不安や恐れが強い。「まだ早い」という気持ちを持つ。
陣痛促進剤 赤ちゃんにとっては全身苦しい痛み。「助けて」という叫び。
鉗子・吸引分娩 成長過程において原因不明の頭痛となる。特に鉗子や吸引ではさまれた部分。
お尻を叩かれ仮死状態 「誰かにお尻をたたかれないと前に進めない」というパターンを持つ。
羊水を飲み呼吸困難 喉のつまり、表現することに恐れを持つ。息ができないことの恐怖。
出産が原因で母親が病気 自分のせいで母親に苦しい思いをさせたとの思いから、迷惑をかけないよう大人しい手のかからない子になったり、母親に対する心配(母に何かあったらどうしよう、出かけてちゃんと帰ってくるか不安)を強く持つ。
出産後
経験内容 潜在意識に持つ否定的信念と成長してからのパターン
母子分離 たった一日母親から離れただけでも淋しさ、孤独、見捨てられた恐怖、自己否定、「私は愛されない」という信念を持ってしまう。 長期に渡れば渡るほどその傷は深く、無力感・無気力も伴い、何かをやろうとしても「どうせ」という気持ちが出てくる。 ぬくもりを求め特に性的なものに現われる。 依存が強く様々なものに中毒する傾向にある。 皮膚疾患、ぜんそく、呼吸器障害、アレルギー、接触障害、嫉妬心、競争心、自己否定、無価値観。
保育器黄疸のため光線治療 「母子分離」同様、泣いても来てくれないあきらめ、淋しさ、自主性の欠如、母性の渇望。社会に出ていけないなどのケース。
自然な発達の制限 歩行器・ベビーバンズなどで本来の自然な発達・発育を妨げると、ハイハイが遅かったりしなかったり、大人になってから骨格のゆがみとなり、心身共に体調不良となり現われる。

乳児期から20歳までに形成される心の汚濁(おじょく)

乳児期から成人までの期間において、傷ついた出来事や満たされなかった欲求が主な原因となって心の汚濁が形成されます。

形成される要因は以下のようなものです。

1.家庭内暴力を受けたこと。
2.いじめを受けたこと。
3.求める形で親からの愛情を得られなかったこと。
4.兄弟姉妹の存在により、親の愛情が減ったと感じたこと。
5.親などの状況により、家庭が安心していられる場所ではなかったこと。
6.自分のペースより、早く成長を求められたこと。
7.納得のいかない形での親との別離。
8.恒常的に否定されたこと。
9.「ダメ」という言葉を頻繁に使われたこと。
10.学力=存在価値と刷り込まれたこと。
11.存在価値を否定されるような教育を受けたこと。

乳児期から成人までの間に心が傷つく経験により心の汚濁が形成されると次のようなネガティブな感情を感じやすくなります。

1.自分に自信がない
2.自分を愛せない
3.言いたいことが言えない
4.なぜかいつも孤独を感じる
5.自分の欲しいものを欲しいと言えない
6.なかなか人を信頼できない
7.生きている意味がわからない
8.家族・恋人などの身近な人間関係をうまく保てない
9.何をするにも不安

乳児期から20歳までに形成される心の汚濁は潜在意識領域に存在し、日常的に影響を与えます。

心浄術ヒーリングは、心の汚濁(おじょく)を癒し、あなたの日々の出来事を解決へと繋ぎます。