ココロ日記

ココロ日記

ここ最近芸能人の不祥事について色々報道されてますね。

メディアの影響は大きく、それを見た人たちの意見や、実際に朝の報道番組に出演されている芸能人の方達目線でのコメントなども加わり、街の声、SNSでの声はいささか冷ややかなコメントが多いのが現状。

どんなコメントが多いかというと、

・復帰するべきではない。

・するならもっと熱りが冷めるまでテレビや芸能活動はするべきではない。

・芸能人は特別扱いされすぎだ。芸能人はどうせ法に触れても許されることが多い。

・芸能界って甘い。

など否定的なものばかりだ。

TV出演者たちも自分の立場が悪くなるのを恐れてか、控えめで世の中が騒ぐようなコメントを控えているように感じるのは僕だけだろうか。

 

さて、今回も歌手であり俳優としても活躍していたピエール瀧さんが復帰するというニュースが、ネットを賑やかせている。

 

ここで僕が個人的に思うのは、《仕事なんだから復帰したいと思うのは当然でしょう》ということ。

 

考えてみて欲しいが、あれだけ顔も名前も売れている芸能人の方が社会復帰をするにあたって、別の仕事を選ぶことができるだろうか?
一度過ちを犯した者は、もう一生外に出るなと言いたいのか?
そんなに君は完璧かい?

そんな風に感じながら、いろんな人が自由に発信しているコメントを淡々と眺めている。

人間、大なり小なり間違いを犯すことだってあると思う。
もちろん、間違いを犯したことそのものを「それでいいんだよ!」と言っているわけではない。
けれど、大きな視野で物事を捉えようとする意識はとても重要だ。

 

人に批判的な意見を投げる前に、ふと立ち止まって考えて欲しいことがある。
それは、物事を違う角度から見るということ。

例えば今回の場合は、相手の立場になって見てみたらどうだろう?
もし、やってはならないことを自分が万が一してしまったらどうだろうか?

そんなことする筈がないという捉え方は一旦置いておき、してしまったという程で考えて欲しい。

または自分の身内、親や兄妹、子供、パートナーが罪を犯してしまったという置き換え方でも良いと思う。

この視点で自分が冷静に見た時に、今までの違う思いが生まれてきたりはしないだろうか。

例えば「世の中に受け入れさせてあげたい」だとか、「チャンスを与えてあげて欲しい」とか。

 

本当に、一度間違いを犯した人間は社会復帰できないのだろうか?

社会が受け入れる場所がどこにもなければ人はどうすればよいのであろう?

もし、自分が一度間違いを犯した後、心の底から反省したら、きっとこんな風に思うんじゃないだろうか。

『もう一度、いちからやり直させて欲しい』

その時に、「ふざけんな」「まだ早い」「戻ってくるな」「どうせおまえなんか変われない」「一度失敗したやつは信用できない」などと、誰もやり直すチャンスを与えてくれなかったら、あなたならどうする?

きっと、ヤケクソになるだろう。
もうそうなったら闇落ちしかないだろう。
どうせ誰も自分のこと信じてくれないと打ちひしがれ、やり直したいなんて希望は木っ端微塵に砕け散る可能性だってある。

自分を信頼しようとしてくれる人がいることで、人は変われるし本当の意味で強くなれる。
戻れる場所があるからこそ、受け入れてくれる人がいるからこそ、人はそこからやり直すことができるのだと思う。

 

 

ピエール瀧さんの今回のことも、したことそのものは決して肯定できることではないけれど、今からここから乗り越えていくことはできる。

乗り越える力には、人の愛や支えが必要だ。

反省して世の中に出るには当然風当たりは強いし、冷たい冷やかなコメントも多い。

ましてや芸能人ともなれば、一般人より何倍も風当たりは強くなるのは誰よりも本人が自覚して、反省して、覚悟を決めて復帰したいと志願している筈だと思う。

おそらく本人の心内は恐怖と不安でいっぱいなのだと推測する。

中にはチャンスを与えられたことや周りの手助けを忘れ、何度も繰り返す人間もいるが、人は変われることを信じて、復帰のチャンスを暖かく迎え入れる世の中になってもいいんじゃないかと僕は思う。

 

 

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