
英語のヒーリング(healing)という言葉には、治療する、癒す、回復する、という意味があります。
一方、現在、一般的に使われている「ヒーリング」という言葉は、心の病を治療する、心を癒す、心の健康を回復させるなど、「心の治療」を意味します。
近年、急速に広がった、この「ヒーリング」。
「心浄術」も、「ヒーリング」と同じ「心の治療」ではありますが、根本的な違いがあります。
それは、「心浄術」で一度綺麗になった心は、決して、以前の「濁った心」には戻らないという点です。
実は、「ヒーリング」の場合、一度治療して心が軽くなったり、綺麗になったりしても、時間が経つと、また、以前の心に戻ってしまうという欠点があります。
そのため、何度も治療を受けなければいけません。
ここが、「心浄術」と「ヒーリング」との大きな違いです。
あなたは生まれてから、「自動車」に乗って高速道路を走っています。
今までずっと、前へ前へ、未来に向かって、「自動車」を走らせてきました。
ふと今、フロントガラスを見ると、「黒い煤(すす)」がこびりついていて、前が見えません。
前が見えないので、横に目をやると、右のガラスも、左のガラスも、フロントガラスと同様に、「黒い煤」で見えません。
驚いて、後ろを見てみると、後ろのガラスにも「黒い煤」がこびりついています。
そう、いつの間にか、あなたの心は、「黒い煤」で覆(おお)われてしまっていたんです。
そんな状態で「自動車」を運転していたら、いつ事故を起こすか分からない、どこを走って良いのか分からない、どのくらいスピードを出せば良いのか分からない。
もう、不安で不安で、たまりません。
先(未来)に進めないんです。
この「黒い煤(すす)」は、生まれた時から、少しずつ、少しずつ溜(た)まっていて、誰しも気づかないうちに、このような状態になっています。
この「黒い煤」を、心浄術では「汚濁(おじょく)」と言います。
心を「汚し」、「濁(にご)らせて」いるものです。
この「汚濁」は、小さい頃からの、悲しみや怒り、失望、不安、など「マイナスのエネルギー」「ネガティブなエネルギー」のことになります。
実は、この「汚濁」が、今のあなた「悩みの源」になっているんです。
自分の事が好きになれない。
職場やコミュニティでの人間関係でトラブルが多い。
恋愛がうまくいかない。
お金の不安や悩みが尽きない。
どうして良いのか分からない、先が見えない、いつも暗い気持ちになってしまう。
このような悩みの「本当の原因」は、心の「黒い煤(すす)」、つまり「汚濁(おじょく)」なんです。
「心浄術」では、まず、この「黒い煤(汚濁)」を、取り除きます。
フロントガラスも、左右のドアガラスも、後ろのリアガラスも、ほんのわずかな「煤(すす)」も残さず、綺麗にします。
「心浄術」では、心を綺麗にする時、ガラスに「特殊コーティング」をするような効果もあるので、もう二度と「黒い煤」が付くようなことはありません。
この点が、一度綺麗にしても、「黒い煤」が再び付いてしまう「ヒーリング」との大きな違いです。
「心浄術」によって、「汚濁(おじょく)」を取り除き、心が綺麗になった状態で再び「自動車」を走らせてみると、あることに気づきました。
自分の「自動車」の横には、他の自動車がいません。
後ろにも見当たりません。
そう、前だけを見て、そして、前だけに集中して、運転できるんです。
前というのは、「未来」のことで、横は「現在」、後ろは「過去」になります。
つまり、「心浄術」で心を綺麗にした後は、過去の悩み、現在の不安は完全に消え、未来(前)だけを見て、前向きに生きていくことができます。
これが「心浄術」の効果です。
さらに、その上の段階があります。
先ほどの状態では、前方には、まだ他の「自動車」がいます。
未来に対して、まだ「配慮」して運転しなければならない状態です。
その上の段階というのは、「前方の自動車」さえもいなくなる状態です。
この段階になれば、未来の心配さえもなくなるんですね。
「心浄術」では、今の悩み不安を取り除くだけでなく、未来の悩みや不安も取り除くことができます。
それは、あなたが自分の人生を、思うように進んでいけることを意味しています。
これが、一般的な「ヒーリング」とは一線を画す、「心浄術」の魅力でもあります。