何か新しいことを始めようとするとき、
「もう少し準備ができてから」
そう考えることがあります。
お金がもう少し貯まってから。
時間に余裕ができてから。
もっと勉強してから。
自信がついてから。
環境が整ってから。
確かに、準備は大切です。
何も考えずに勢いだけで動けばいい、という話ではありません。
でも私はこれまで、多くの人を見てきて思うことがあります。
すべての条件がきれいに揃う日は、なかなか来ない。
一つ整ったと思えば、今度は別の問題が出てくる。
時間ができたら、お金が気になる。
お金ができたら、自信がない。
自信がつくまで待っていたら、今度は年齢が気になる。
そうしているうちに、半年が過ぎ、一年が過ぎていきます。
始めたから見えることがある
何かを始める前には、分からないことがたくさんあります。
どんな問題が起きるのか。
自分に何が足りないのか。
何を勉強する必要があるのか。
これは、頭の中だけで考えていても全部は分かりません。
実際に動いたから、
「ここが足りなかった」
と気づく。
失敗したから、
「次はこうしよう」
と分かる。
続けたから、
「自分にはこれが合っている」
と見えてくる。
つまり、準備の一部は、行動して初めて始まるのです。
自信は、始める前に完成するものではない
「自信がついたら始めます」
という言葉もよく聞きます。
でも、自信というものは、最初から十分に持っている人ばかりではありません。
一度やってみる。
できなかったところを直す。
もう一度やる。
昨日より少しできるようになる。
その積み重ねが、
「自分でもできる」
という感覚になっていきます。
だから私は、
自信ができたから動くのではなく、動いた経験が自信をつくる
のだと思っています。
完璧なスタートはいらない
何かを始めるとき、最初から完成された形を求めると苦しくなります。
最初は小さくていい。
うまくできなくてもいい。
途中で方向を変えてもいい。
やってみて違ったなら、修正すればいい。
人生は、一度決めたら最後まで同じ道を進まなければならないものではありません。
動きながら考える。
考えながら直す。
直しながら、また進む。
そうやって形になっていくことの方が多いものです。
「いつか」を今日に近づける
やりたいと思っていることがあるなら、
今日、全部を変える必要はありません。
大きな決断をしなくてもいい。
電話を一本する。
調べてみる。
一ページだけ書く。
申し込みページを見る。
必要な人に相談する。
そんな小さなことで十分です。
大切なのは、
「いつかやる」を、「少しやってみた」に変えること。
その一歩があるだけで、昨日まで頭の中にしかなかったものが、現実の中に入り始めます。
準備が整うのを待ってから人生を始めるのではなく、
人生を動かしながら、必要なものを整えていく。
そのくらいでいいのだと思います。
岡本マサヨシ




