ヒーリングという言葉を聞くと、どんなことを想像しますか?
疲れた心を癒すこと。
ストレスを解消すること。
心を穏やかにすること。
もちろん、それもヒーリングに求められるものの一つでしょう。
しかし、僕が20年以上にわたって心と向き合ってきた中で、大切にしていることがあります。
それは、心が苦しくなる原因を、自分自身が理解していくことです。
なぜ人は同じ悩みを繰り返すのか
例えば、人間関係で傷ついた経験があるとします。
職場を変えても、付き合う人が変わっても、なぜか同じようなことで傷ついてしまう。
恋愛でも同じです。
相手が変わったのに、いつも同じような不安を抱えてしまう。
こうした経験はありませんか?
僕は、その背景にあるものの一つが「観念」だと考えています。
観念とは、これまでの人生の中で身につけてきた、自分なりの思い込みや価値観のことです。
幼い頃に経験した出来事や、親から教えられたこと、学校や社会の中で覚えてきたこと。
それらが積み重なり、私たちの物事の受け止め方に影響しているのです。
心は出来事だけに反応しているのではない
例えば、誰かに挨拶をしたのに返事がなかったとします。
ある人は、
「聞こえなかったのかな」
と思います。
ところが別の人は、
「嫌われているのかもしれない」
と不安になります。
起きた出来事は同じです。
しかし、心の反応はまったく違います。
なぜでしょうか。
そこには、その人がこれまでの人生で身につけてきた観念が関係していることがあります。
つまり、私たちは目の前の出来事だけではなく、自分の心の中にある価値観を通して現実を受け止めているのです。
ヒーリングは心の奥に目を向けること
僕が創始した心浄術では、感情を無理に消そうとするのではなく、その感情が生まれる背景にも目を向けていきます。
怒りには怒りの理由があり、不安には不安の理由があります。
悲しみや寂しさも同じです。
ただポジティブになろうとしても、心の奥にある観念が変わらなければ、同じような出来事に何度も苦しむことがあります。
だからこそ、自分の心を知ることが大切なのです。
僕にとってヒーリングとは、単に気持ちを楽にするためだけのものではありません。
自分の心と向き合い、これまで気づかなかった自分自身を理解していくこと。
そして、自分らしい人生を取り戻していくためのものだと考えています。
心が変われば、人生の見え方も変わる
僕たちは、他人を思いどおりに変えることはできません。
過去に起きた出来事を消すこともできません。
しかし、その出来事をどのように受け止めるのか。
そこには、自分自身と向き合う余地があります。
同じ出来事が起きても、以前ほど腹が立たなくなったり、不安に振り回されなくなったりする。
そんな心の変化が、日々の選択や行動を変えていくことがあります。
人生を変えるということは、何か特別な出来事を起こすことだけではありません。
これまでと同じ景色が、違って見えるようになることも、人生の大きな変化なのです。
ヒーリングをもっと身近なものに
心の悩みは、誰にでもあります。
だからこそ、ヒーリングは特別な人だけのものではなく、もっと身近な存在であってほしいと思っています。
体の健康を気遣うように、心の状態にも目を向ける。
疲れたら休み、悩んだら自分の心を見つめてみる。
そんな習慣が当たり前になる社会を、僕は目指しています。
心を整えることは、自分の人生を大切にすること。
今日も、自分の心の声に耳を傾けてみてください。
心が変わると、人生の見え方も変わっていきます。
心浄術創始者
岡本マサヨシ




