物心がついた頃から、
「なぜ学校に行くのだろう」
「なぜ大人になったら仕事をするのだろう」
「そもそも、なぜこの地球を生きていかなければならないのだろう」
そんなことを考えたことはあるだろうか。
いや、そんなことすら考えず、
ただ何となく、みんながそうするから自分もそうしてきた。
それが一般的なのかもしれない。
私たちは、何のために生きているのか。
生きる目的とは何なのか。
親に聞いても、その答えはなかなか返ってこない。
学校でも、勉強や社会の仕組みは教えてくれるけれど、
「人間はなぜ生きるのか」
ということを授業で教えてくれることはない。
人は何かの出来事が起きるたびに、
「これは良い出来事だった」
「これは良くない出来事だった」
と評価する。
できることなら、今日は良い一日であってほしい。
嫌なことなど起きてほしくない。
誰もがそう思うだろう。
けれど、人生を少し長い目で振り返ってみると、不思議なことに気づく。
あのときは最悪だと思った出来事。
できれば経験したくなかった出来事。
それさえも、時間が経って振り返ると、
「あの出来事があったから、今の自分がいる」
と思えることがある。
失敗したから気づけたことがある。
傷ついたから、人の痛みがわかるようになったことがある。
思い通りにならなかったからこそ、自分自身と向き合うことができたこともある。
では、なぜ人はそのような経験をするのだろう。
私は、そこに私たちが生きる意味の一つが隠されていると考えている。
私たちはこの地球で、さまざまな経験を重ねながら成長していく。
楽しいことだけではない。
悲しみもある。
失敗もある。
別れもある。
迷いもある。
その一つひとつを経験しながら、自分自身を知り、人生の歩み方を知っていく。
それが、人間として生きるということなのだと思う。
そして、その経験を通して成長していくために、とても大切になるものがある。
それが「心」だ。
私たちの心の中には、
意識、観念、感情、エゴ、トラウマなど、さまざまなものが存在している。
それらは目には見えない。
しかし、私たちの考え方や行動、人間関係、そして人生の選択に大きな影響を与えている。
だからこそ、ただ出来事に振り回されながら生きるのではなく、自分の心の中で何が起きているのかを理解することが大切になる。
心の仕組みを知り、
自分の中にある感情や観念を適切に扱えるようになる。
そうすることで、私たちは人生で起きる経験を、ただの苦しみとして終わらせるのではなく、自分自身の成長へと変えていくことができる。
魂の成長を安定的に進めていくために。
まず必要なのは、
自分の心の仕組みを理解すること。
私は、そこがすべての始まりだと考えている。




