心を安定させるには物を減らす
私たちは物質世界に生きています。
悟りを開くことは、物を否定することだと思う人がいますが、それは違います。
物を完全に手放さなければならないことではありません。
そもそも私たちの肉体は物質であり肉体を手放すことは死を意味します。
衣類や生活に必要な物はそもそも物質です。
物は極力整理してシンプルにする必要はあります。
当然死んでいく時には持っていけませんし、多くの物を所有すればするほど
人間は執着が湧きます。
執着すると物を無くしたくない意識から不安を作ります。
物を捨てることは『欲』を手放すことです。
物を減らせば執着から解放され、精神が安定します。
『数多くの物を持つ』より『良いものを少なく持つ』そして味わい尽くす。
そのことで物を大切に扱う意識が生まれ、心も豊かになっていきます。
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